前半|伝わる資料の設計
目的・相手・場面から、必要な情報を選ぶ。
全体の説明順と、1枚の結論を決める。
図表・見た目・根拠を確かめる。
はじめに 21:00–21:01
MMSフレキシブル 2026.10.26(月)21:00–22:00 JST
目的・相手・メッセージから作り、
毎回の細かな指示はアプリに任せる。
講師:mirai
はじめに 21:01–21:02
目的・相手・場面から、必要な情報を選ぶ。
全体の説明順と、1枚の結論を決める。
図表・見た目・根拠を確かめる。
各画面に何があり、何を入れるか。
基本の設定と、必要な時だけ使う設定。
作成・コピー・保存・再開の使い分け。
後半は講師の実演を見ながら参照できる取扱説明です。全員で同時に操作する実習は設けません。
はじめに 21:02–21:04
| 時間の目安 | 扱うこと | 進め方 |
|---|---|---|
| 21:00–21:04 | 今日の到達点と全体の流れ | 前半と後半の役割を確認 |
| 21:04–21:34 | 目的・構成/1枚の結論/図表/点検 | 章ごとに、考え方と具体例を理解 |
| 21:34–21:36 | 知識をビルダーへつなぐ | 毎回の指示負担を減らす役割 |
| 21:36–21:53 | ビルダー取扱説明と講師の実演 | 実際の画面に沿って必要な説明を参照 |
| 21:53–21:55 | まとめ | 次に自分の資料で見るところを確認 |
| 21:55–22:00 | 質疑 | 疑問や使いたい場面を共有 |
01|目的と構成 21:04–21:05
誰に、何のために伝えるかを決め、
必要な情報と説明の順番を選びます。
目的・相手・使う場面 → 全体の構成
01|目的と構成 21:05–21:06
まず、見た後に相手が何を理解し、判断・実行できればよいかを定めます。
| 考えること | 確かめる内容 |
|---|---|
| 目的 | 承認を得る/選んでもらう/手順を実行できるようにする |
| 相手 | 誰が読むか。その人は何を知っていて、何を知らないか |
| 使う場面 | 話しながら投影するか、説明なしで読んでもらうか |
この3つが決まると、必要な情報・説明の順番・詳しさを選べます。
01|目的と構成 21:06–21:08
社内の問い合わせを受け付ける担当者が、問い合わせ先の間違いを減らすため、研修の試行を考えています。
新人6名から、先週1週間に30件。
問い合わせのうち12件が窓口違い。
窓口違いによる時間の損失は未計測。
新人6名と担当者が参加する30分の研修。問い合わせ先の調べ方を教えます。
部長に、試行と参加時間の確保を相談。
準備工数・費用・日程は別途確認。
授業用の架空例です。研修効果はまだ測定していません。
01|目的と構成 21:08–21:09
見た後:試行の可否を判断する
残す情報:窓口違いの状況、研修案、
実施時間・準備工数・費用、承認してほしいこと。
手順の細部は補足に置く。
見た後:問い合わせ先を判断できる
残す情報:社内ポータルの確認場所、
担当部署の探し方、依頼時の必要事項。
迷った時の確認方法も示す。
「研修について分かりやすく」だけでは、このどちらを作るか決まりません。
01|目的と構成 21:09–21:10
1枚ずつ作る前に、相手が知りたいことを並べ、説明の道筋を決めます。
| 部長への提案の流れ(架空例) | その段階で分かること |
|---|---|
| ① 課題 | 30件中12件が窓口違い。何を改善したいか |
| ② 解決案 | 新人6名と担当者で、30分の手順研修を試す |
| ③ 判断材料 | 実施30分・準備工数と費用は未確認・効果の確認方法 |
| ④ 決めてほしいこと | 試行の可否と、参加者の30分確保 |
紹介なら「概要→特徴→具体例→使い方」。目的に合う順番を選びます。
01|目的と構成 21:10–21:12
| ページの役割 | 入れる・兼ねる・省く判断 |
|---|---|
| 表紙|資料名・作成者・日付 | 5分の提案なら、題名と今回決めたいことを1枚に |
| 目的・ゴール|理解・判断の到達点 | 最初の本文に含めてもよい。独立ページは必須でない |
| 目次|説明の順番 | 長い資料や複数の話題に有効。短い単一テーマなら省ける |
| 章扉|大きな話題の切替 | 章が変わる長い講義に。小項目ごとには増やさない |
| まとめ|要点と次の行動 | 提案なら承認事項。情報共有なら要点・限界・確認先 |
みなさんへの問い:5分・単一テーマの提案に、独立した目次と章扉は必要でしょうか。
02|1枚のメッセージと情報選択 21:12–21:13
各スライドで何を伝えるかを決め、
結論を支える説明と、必要な条件を残します。
テーマ名と結論/本編と補足資料
02|1枚のメッセージと情報選択 21:13–21:14
本文スライドでは、1枚の結論を一つに。
見出しに結論、本文に理由や例を置く。
テーマ名=話題。メッセージ=そのページで伝えたい結論。
表紙・目次・章扉は、それぞれの役割を優先します。
02|1枚のメッセージと情報選択 21:14–21:16
AIの活用例
・案内文やお礼文の下書き
・伝える事実を準備する
・名前・日時・内容を人が照合する
まずは、人が確認できる
文章の下書きから試す
例:案内文・お礼文。
準備:伝える事実。確認:名前・日時・内容。
左は「何の話か」、右は「どの使い方を勧めるか」まで分かります。
説明用の提案例です。
02|1枚のメッセージと情報選択 21:16–21:17
結論:人が確認できる文章の下書きから試す
| 結論を具体的に説明する情報 | 同じ1枚にまとめる内容の例 |
|---|---|
| 具体例 | 案内文・お礼文の下書き |
| 準備するもの | 伝える事実を箇条書きで渡す |
| 確認すること | 名前・日時・内容を、使う前に人が照合する |
1枚に情報を一つしか置けない、という意味ではありません。別の結論が混ざる時にページを分けます。
02|1枚のメッセージと情報選択 21:17–21:19
部長への研修提案なら、承認判断に必要かどうかで優先順位を付けます。
| 優先順位 | 架空の研修提案で残す情報 | 置き場所 |
|---|---|---|
| ① 判断に必須 | 承認事項、対象6名、実施30分、準備工数・費用は未確認 | 本編・結論の近く |
| ② 理解を支える | 先週30件中12件が窓口違い、試行後に効果を確認 | 本編の根拠・図表 |
| ③ 必要な時に参照 | ポータルの操作画面や、依頼の細かな手順 | 本編から参照できる補足 |
新人向けの研修では③が本編です。情報の重要度は、資料の目的で変わります。
02|1枚のメッセージと情報選択 21:19–21:20
同じ部長への研修提案でも、説明を聞けるかどうかで変わります。
結論と主要な根拠を大きく見せる。
詳しい説明は口頭や補足へ。
ただし、実施30分・対象6名・準備工数と費用は未確認など、判断を変える条件は画面にも残す。
背景・用語・判断の理由も本文に残す。
図表の近くに条件と出典を添える。
口頭の説明がなくても、何を承認する資料か分かるようにする。
02|1枚のメッセージと情報選択 21:20–21:22
部長への5分の提案です。新人6名と担当者が参加する30分の試行研修について、承認を求めます。
次の情報は本編に必要でしょうか。理由も考えてみてください。
① 先週30件中12件が窓口違い ② 準備工数・費用は未確認
③ 社内ポータルの操作画面すべて
① 本編の根拠に残す:何を改善したいかを示す。
② 本編に残す:承認条件に関わるため。
③ 操作画面の詳細は補足へ:新人向け研修では本編になる。
見出し例「問い合わせ手順の30分研修を試すことを提案します」
03|図表と見た目 21:22–21:23
読み取ってほしい関係に合う図表を選び、
読む順番と情報のまとまりを見た目で示します。
比較・手順・数量/文字・整列・余白・配色
03|図表と見た目 21:23–21:24
何を伝えるか → 情報同士の関係 → 図表の形
| 伝えたい関係 | 選ぶ形 |
|---|---|
| 同じ項目で違いを比べる | 比較表 |
| 作業の順番を示す | フローチャート |
| 項目ごとの数量を比べる | 棒グラフ |
| 時間に沿った変化を示す | 折れ線グラフ |
文章を箱に入れるだけでは、比較や順序は伝わりません。
03|図表と見た目 21:24–21:25
案内文の下書き:日時・場所を準備する。
資料の要約:重要事項の抜けを確認する。
| 用途 | 準備すること | 人が確認する点 |
|---|---|---|
| 案内文の下書き | 対象・日時・場所 | 日時・連絡先・内容 |
| 資料の要約 | 使ってよい原文 | 重要事項の抜け・意味のずれ |
同じ項目で並べると、何を準備し、何を確認するか比べられます。
仕事へのAI活用を比べる、説明用の例です。
03|図表と見た目 21:25–21:26
人が確認・情報を準備・使用・AIで下書き
矢印は「次にすること」を示します。各段階を動作で書くと、実行順が分かります。
資料作成の手順を説明する例です。
03|図表と見た目 21:26–21:27
全部が同じ強さ。細かな説明と条件が密集。
小さい文字にする前に、重複の整理・再配置・補足・分割を考える。
03|図表と見た目 21:27–21:30
説明会の案内なら、項目名とその内容を近くに置きます。
日時 場所 持ち物
6月1日 14:00
会議室A
パソコン
日時 6月1日 14:00
場所 会議室A
持ち物 パソコン
「日時+6月1日 14:00」が一組。場所・持ち物は別の組にして、組と組の間を空けます。
架空の説明会。左右は同じ内容です。項目名の左端と、文字・色の使い方もそろえます。
04|点検 21:30–21:31
意図した内容が伝わるか、元資料と合っているか。
内容と実際の表示を確かめて、仕上げます。
全体の流れ/結論と根拠/数字と出典/読みやすさ
04|点検 21:31–21:34
| 点検する順番 | 確認すること |
|---|---|
| ① 目的と全体の構成 | 見出しだけを追って、相手の理解・判断につながるか |
| ② 1枚の結論と根拠 | 本文が結論を支えるか。事実・推定・提案を混ぜていないか |
| ③ 元資料との一致 | 数字の単位・期間・対象・計算条件、出典の位置が対応するか |
| ④ 実物の読みやすさ | 使う画面やPDFで、文字切れ・重なり・小ささを直せているか |
誤りや不足を直したら、もう一度確認します。見た目が整っていても、根拠との照合は必要です。
知識をビルダーへつなぐ 21:34–21:35
目的・相手・構成・結論・情報の優先順位。
図表・文字・余白・出典・点検。
これらを毎回すべて覚え、
指示文へ書き込むのは大変です。
そこで、この知識を裏側に持たせたプロンプトビルダーを使います。
今回の目的・相手・元資料は、その都度入力します。
05|ビルダー取扱説明 21:35–21:36
各画面で何を設定するかを知り、
目的に合う指示文と資料を作れるようにします。
基本は 01テーマ → 02目的 → 03対象者 → 07確認・作成。
04〜06は必要な時だけ調整します。
05|ビルダー取扱説明 実演時の参照
実際に使う「スライドプロンプトビルダー」
v0.13.1のアプリ一式です。
05|ビルダー取扱説明 実演時の参照
アプリを試すための内容資料として、
消費者庁の調査概要PDFを用意しました。
出典:消費者庁「令和6年度消費者意識基本調査」の結果について(2025年6月13日公表)。
公式PDFを開く / 公式掲載ページを開く
05|ビルダー取扱説明 実演時の参照
徳島勉強会で扱った5つの基本を、
後から確認できるガイドです。
Markdownは、見出しや箇条書きを付けたテキスト形式です。
05|ビルダー取扱説明 実演時の参照
| 確認・操作 | 内容 |
|---|---|
| 事前の準備 | Node.js 18以上。ZIPを展開しておく |
| プロジェクトを開く | 展開したAI_Slide_Prompt_Builderフォルダーを開く |
| 起動を頼む | Codex/Claude Codeへ「アプリを起動して」と伝える |
| 起動手順が読まれない時 | 「START_HERE.mdを読んで起動して」と補う |
通常のアプリURL:http://127.0.0.1:4317
入力・指示文の表示/コピー・条件保存は、CLIへのログインなしで使えます。
05|ビルダー取扱説明 実演時の参照
| 画面にあるもの | 何を入力・追加するか |
|---|---|
| 今回のテーマ・伝えたいこと | どんな資料を作るか、何を伝えたいかのメモ |
| 内容資料を追加 | 説明の根拠にするPDF・文書など。消費者庁PDFはここへ |
| 入力の整理・調査条件を調整(任意) | 資料名、テーマの表記、調査を補うかどうか |
| AIにメモを整理してもらう(任意) | 未整理のメモを整理する候補をAIに頼む |
必要なのは、今回扱うテーマと元の情報。メモまたは内容資料を用意します。
添付は1ファイル20MBまで、内容資料とデザイン参考の合計50MBまで。
05|ビルダー取扱説明 実演時の参照
| 項目 | 選ぶ内容 |
|---|---|
| 使う場面 | 説明しながら画面共有・投影/説明なしで読む配布用/両方 |
| 目的 | 理解・納得・比較判断・意思決定・行動など |
| 資料の種類 | 社内説明、レポート・調査、提案、研修など |
| その他の希望を補足する(任意) | 既存の選択肢だけで足りない意図を短く補足 |
目的と資料の種類は「指定しない」「内容からAIが判断」でも進めます。
意図が決まっていれば選んだ方が、何を残す資料かが伝わります。
05|ビルダー取扱説明 実演時の参照
| 項目 | 入力・選択の考え方 |
|---|---|
| 誰に見せる資料ですか? | 初心者・社内メンバー・管理職・顧客などから選択 |
| その他(自分で入力) | 特定の部署や立場などを「具体的な相手」へ |
| 相手の理解度・見終えた後の状態(任意) | どれくらい知っているか、何が分かる状態にしたいか |
基本の設定はここまで。「作り方を確認 →」で07確認・作成へ進めます。
枚数・見た目・形式を変える時は「枚数・見た目・形式も調整する(任意)」へ。
05|ビルダー取扱説明 実演時の参照
| 項目 | 変える時の目安 |
|---|---|
| 枚数・発表時間 | 持ち時間や用途に合わせる。枚数は内容量から判断も選べる |
| 情報量 | ビジュアル中心/標準/情報多め/読む資料として詳しく |
| 流れ | 結論→理由→根拠、比較→違い→示唆など |
| 図表で見せたいこと(任意) | 比較表にしたいこと、順番で示したいこと |
| 構成の候補を見る | 表紙・目次・章扉などの採用・兼用・省略の方針を確認 |
決まっていなければ「内容量からAIが判断」「目的と内容からAIが判断」のままで進めます。
05|ビルダー取扱説明 実演時の参照
スタイル、雰囲気、避けたいこと、配色。
迷ったら「おまかせ」のままで進められます。
「添付した参考に合わせる」は、実際の参考ファイルが必要です。
配色・文字の大小・余白・配置を参考にしたいPDFなど。
「参考から取り入れたい特徴」に、使いたい特徴を短く書けます。
01の内容資料=事実の根拠。05のデザイン参考=見た目の参考。
参考の文章や数字を、今回の内容へ混ぜません。
05|ビルダー取扱説明 実演時の参照
| 項目 | 画面の選択肢 |
|---|---|
| 形式 | HTML/PowerPoint/PDF/画像/Googleスライド |
| 比率 | 16:9、4:3、A4横・縦、1:1、4:5 |
| 優先 | 編集しやすさ/完成見た目 |
迷ったら、初期値の「ブラウザーで開くHTML・16:9」で進められます。
Googleスライドには対応する接続・編集権限・操作の同意が必要です。
今回のアプリ検証では、画像/PDFの実生成は未検証です。
05|ビルダー取扱説明 実演時の参照
「指示文の全文を確認・編集」で、今回の目的・相手・元資料が合っているか確認します。
使うエージェントを選び、接続状態を確認。
「Codexで作成を開始」または
「Claude Codeで作成を開始」へ。
条件と成果物を管理フォルダーに残します。
「指示文をコピー」で、ビルダーが作った全文をコピー。
使う会話へ貼り、内容資料・参考ファイルも一緒に渡します。
教材の別プロンプトを入力する手順はありません。ビルダーが生成した指示文を使います。
05|ビルダー取扱説明 実演時の参照
対象は「このアプリから作る」+「Claude Code」+「Googleスライド」の組合せです。
| 確認すること | 意味 |
|---|---|
| 今回だけGoogleスライドの操作を許可 | 資料名・目的・相手と、新規1件の作成・編集・読み戻しの範囲を読む |
| 今回の条件を確認して同意 | 既定はOFF。同意した実行だけで使う |
| 扱う資料 | 新規作成の応答で確認したIDだけ。既存の別資料・共有設定は対象外 |
グローバル設定は変えません。条件・指示文・エージェントの変更後や次回は、改めて確認します。
05|ビルダー取扱説明 実演時の参照
| 画面の操作 | 何が起きるか |
|---|---|
| 条件だけ保存 | 条件・元資料・指示文を保存。AI生成は始めない |
| 完了欄の成果物リンク | 作った実物と点検記録を開き、内容・見た目を確認 |
| 保存済みの資料を再開・成果物を開く | 以前の資料を選び「この資料を再開」。新規作成時は選択不要 |
| 一覧から外す | 復元可能な一覧の整理。作品や元資料は削除しない |
| + 新しい資料/入力リセット | 現在の未保存入力をリセット。保存済みの資料は残る |
作成後の修正は「修正依頼をコピー」で、保存場所と条件を起動元の会話へ渡せます。
まとめ 21:53–21:55
質疑 21:55–22:00
資料の目的・相手・困っている点をもとに、
疑問や使いたい場面を共有しましょう。
補足・持ち帰り 必要な時に参照
27ページはアプリZIP、28ページはお試しPDF、29ページは任意の基本ガイドです。
それぞれのダウンロードボタンから保存します。接続できない場合は、通信状態を確認してから再度開きます。
アプリはZIPを展開し、手元のPCで起動します。
この公開ページでAI生成を実行するものではありません。
PDFは01テーマの「内容資料を追加」へ添付します。
補足・持ち帰り 必要な時に参照
前半は徳島勉強会の5つの基本を土台に、情報の選択と点検を具体化しています。
消費者庁「令和6年度消費者意識基本調査」の結果について(2025年6月13日公表)
公式掲載ページ / デジタル庁デザインシステム / Assertion–Evidence